暗闇を抜けた先に

こんにちは

レース技術部長の久保です。

 

最近は迫り来るテストの荒波に打たれ続け、揉みくちゃになりながらもなんとか前進しております。

 

今月のブログのテーマは尊敬する人ということで、去年も同じテーマでブログを書いた気がします。

前回はたしか、ヨット部の先輩である西島先輩の名前を挙げさせていただきました。西島さんの人徳のすごさについて語りましたが、僕は少しでも近づけているのでしょうか。同期のみなさんどうでしょう。まだまだだと言いたげに白い目でこちらを見ているのが容易に想像できます。

 

ヨット部にはほかにも敬うべき人々が多くいますが、今日はヨット以外で別の人を紹介しようと思います。

僕が尊敬してやまない人物。それは探検家の角幡唯介さんです。

 

少し前ですが、ある一冊の本を読みました。タイトルは「極夜行」。なんだか不穏な題名となんとも言えないかっこよさに、僕の中二病心が刺激され手に取って読むことにしました。

 

本の内容は探検家である角幡唯介さんの数か月に及ぶ極夜帯探検の話です。

氷点下30度で24時間連日続く闇の中、犬と角幡さんだけで旅をします。時に吹雪、嵐、そして新月にもなれば一寸先も見えない状況の中、歩みをつづけるノンフィクションストーリーです。

探検のなかでは何度も死を感じるような険しい描写がありましたが、やはり一番鳥肌がたったのは、数か月ぶりに太陽と対面する時です。

数か月にも及ぶ極寒の暗闇をぬけた先の太陽エネルギーを浴びる瞬間。普段からスマホのブルーライトや人工の光を浴び続けている僕には想像もつかない瞬間。きっと僕が感じたことのない感情の深さなのだろうと思います。

 

本を読んでいる間、何度か部活と重なる場面がありました。

最後の大会、最後のレースを終えたとき、いったい僕はどんな気持ちになるのでしょうか。そのときの景色が極夜での太陽みたいに感じられるのか。それとも普段と変わらない小戸湾なのか。それはきっとそれまでの取り組みによって変わるのでしょう。

最後の最後、身が震えるほどの太陽が見えるように、後悔ない日々を過ごします。

失礼いたします。