慢心

 

こんにちは!

マネージャーリーダーの西森野乃花です。

 

 七大戦が終わったかと思えば息つく暇もなく期末テストが始まり、忙しい日々を送っています。私たちにとって非常に苦い思い出になってしまった七大戦について振り返ろうと思います。

 

 まさか4位になるとは思わなかった。これが私の正直な感想です。もちろん、簡単に優勝できるとは思っていませんでしたが、クラス別でも総合でも全て3位以内には入ると思っていました。全てのレースが終わった時、甘くみすぎていた自分自身が恥ずかしくなりました。表彰状がたったの一枚しかない集合写真を見て虚しくなりました。これまでの九大の結果に慢心していたことに気づきました。何よりも後輩たちに優勝を経験させて、良い景色を見せてあげられなかったことが悔しいです。

 

 今までは楽しみで仕方がなかった夏練習が少し怖くなりました。授業を気にせずに、ただヨットにだけ集中できる夢のような2ヶ月から一転、1日1秒たりとも無駄にできないシビアな日々へと印象が変わりました。

 

 大会当日は全て選手に託すことしかできないですが、その大会までの練習の質は私たちマネージャーに左右されます。新歓ではヨット部のアピールポイントとして、「マネージャーが練習運営をして勝ちへ貢献している」と言ってきましたが、それがこんなにもプレッシャーに感じるのは初めてです。このプレッシャーをどうやって良い影響に変えられるかが私自身の成長の鍵になると思います。

 

 ここまではかなり重苦しい文章になってしまいましたが、七大戦は悪いことばかりではありませんでした。バースでの声、体操中の声、円陣、出艇前のエール、どれを取っても九大が7大学で1番声を出していました。いつも通りの雰囲気を作るという意味では成功していたと思います。1年選手久野のエールは本当に素晴らしかったです。ありがとう。

 

 また、最も印象に残っているのは閉会式後、九大が写真撮影をしている隣で東大がミーティングをしていた時の内容です。東大は閉会式の服装に関して話していた様で、「九大は全員服装を揃えて靴を履いている。」と言われていました。確かに、7大学の中で上下の服を揃えて靴を履いているのは九大だけでした。九大では当たり前の事ですが、その小さなこだわりに他大学に気付いてもらえたこと、良い手本として写っていることがとても嬉しかったです。

 

 写真はレース1日目の支援艇の様子です。コーチの佐藤さんは前入りの日からレースが終わるまで、誰よりも明るく支援艇内も選手のことも励ましていました。あの底無しの明るさには誰もが一度は救われたはずです。

 

 本当の下剋上はこれからです。全日本インカレまで102日。マネージャー一同選手を信じて走り続けよう。

 

 最後まで読んで頂きありがとうございました。失礼致します。