四年間ありがとうございました

こんにちは。四年篠崎です。

もう、冒頭にヨット部四年スナイプの…と名乗れないところが少し寂しいですね。

あれだけ準備してきた全日も、あっという間に終わり、もう引退ブログを書く日がきてしまいました。
今年の全日本インカレは、総合7位と悔しくも入賞を果たすことができませんでした。ですが、終わってからの自分の心境としては「充足感」の一言でした。
インカレまでの練習期間、蒲郡入りしてからの練習期間、サポート中、レース中。常にレースで勝つことにだけ焦点をあて、そのときのすべてをヨットに注いできました。 

本番では一本だけレースにでることができました。乗員表をだした後、みるみる風速が上がってオーバーパワーとなり、いつもの軽風ほど結果に貢献はできなかったかもしれません。実際、冷や冷やした局面もあったものの、結果的にはいい順位で帰ってくることができました。最後までひたすらにペア練習してきた同期と乗れたこともあり、妙にリラックスしてもてる実力はだせたのかな、と思います。

これだけのライバルがいる中、九大ヨット部のレギュラーとして一度でも全日本で前を走れたことは本当に幸せなことでした。練習レースなどから軽風領域で絶対前を走る自信があっただけに、一本たりとも軽風レースがなかったことは残念にも思いますが、でたレースで前を走れたのでそれだけでよかったのかな、と思います。 
 
トロフィーまで本当にあと一歩でしたね。まあそれも、この悔しさを知る高山たちの代が来年必ず叶えてくれると信じています。 
 

福岡に帰ってこのブログをかくにあたり、思い浮かぶのは楽しかったことばかりです。厳しい練習の中疲れ切ったからだで寝ぼけながら皆でラーメンをすすった日や、爆風5レース(?)消化した部内戦の日、同期で温泉からの中華料理に行ったこと、鍋を囲みながらヨット部の今後やヨットそれ自体について延々と語らったこと等々。日々の小さな幸せがあったからここまでやってくることができました。 
  

ただ、その中で、海上でも陸上でも壁にぶつかることは多々ありました。ヨットが怖くて怖くてたまらなかった時期も、失敗に失敗を重ね、立ち直れなくなったときもありました。でもそれらから逃げることなく、時間はかかったもののひとつひとつ乗り越えてこられたのは、同期や先輩、監督など多くの人の支えや協力があったからです。本当にたくさんの人にお世話になりました。

身近な人ほど大切に。信頼し、頼ること。自分がこの四年間で得たことであり、もっともっと早く気づきたかったことです。

これだけの人数で本気の勝負をしていく訳ですから、現役の人は今後悔しい思いやつらい思いをすることもきっとあるかと思います。たとえ同じ経験はしてなかろうとも、わかってくれる人、応援してくれる人は必ずいます。より前に進めるよう、より成長していけるよう、マネージャーや選手、学年の垣根を越えて協力して頑張ってください。


一年後ヨット部に顔をだしたとき、90代新幹部の元、九大ヨット部がどんなカラーになっているのか、だれがどんな配艇でビブスをきて戦っているのか、今考えても楽しみです。個人的には、いつかレギュラーの半分くらい女子選手が占めてたらすごくうれしいな、なんて思っています。相当な確率だとはわかっていますが、今のメンバーなら本当になしえるな、と思っちゃいます。女子インも楽しみですね。応援しています。


最後と思うと脈絡のない、だらだらとした長文になってしまいました。
とりあえず、福岡をでるまでの残りの三ヶ月半は適当にごはんに誘っていきます。1月のフルマラソンに向け、一緒に走ってくれる人も募集中です。
みなさん、誘われたときはぜひよろしくお願いします。

周りにいた仲間に限らず、このブログを読んでくださっている直接お会いしないような多くの方からの応援もあってここまでこれたのだと思います。
改めて、ありがとうございました。これからも九大ヨット部をどうぞよろしくお願いします。


(写真は閉会式後に現役とOBの先輩方とみんなで撮った写真です。(航輝さん、勝手に写真お借りしています!)OBの先輩方の存在は最後までとても大きかったです。技術面でも気持ちの面でも大変支えとなりました。皆さん本当にありがとうございました。)

それでは、このへんで失礼します。
ありがとうございました。

篠崎愛