新幹部挨拶 八並

こんばんは。
新4年スナイプクルーの八並 克憲です。
新幹部として主務部に所属しています。主に渉外関係を担当しております。

九州大学ヨット部の幹部としては11月から活動していますが、幹部として人間として未熟な僕が部を導いていく立場にいることに未だ慣れません。ですが、後輩達の指標となるべく頑張ります。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

スナイプの幹部クルーとしては2,3年生を指導する立場になります。
後輩に教える時、「やっぱりスナイプの先輩方は偉大だったなぁ」と感じる瞬間が多々あります。そんな偉大な先輩方が僕を育ててくださったように、後輩が自分を超えるセーラーになれるように、指導していきたいと思います。

また今まで、牧野碧依先輩や高橋将至先輩と組ませていただいて、全日本個人戦や団体戦、全日本スナイプに出場してきました。その度に実感と反省を繰り返し、クルーとして成長できたと感じています。
この全日本レベルのレース経験は、今のスナイプチームで僕が最も多いと思います。この経験を後輩の指導に生かし、九大スナイプをより強いチームにしていきたいです。

話は変わりますが、僕の考えるヨットレースについて述べさせていただきます。
異論反論あるかと思いますがご了承ください。

ヨットレースは減点式だと思っています。スタートラインでは全艇が持ち点100点です。
艇のボートスピードや一個一個の動作が悪いと、どんどん減点されてトップラインから落ちて行く、そんなイメージです。
この考えからすると、レースというのは如何に動作のミス無く、失速せずにフィニッシュできるかが問われるものになります。
これは、一度のレースで身につくものではありません。一回のシフトで勝って喜んで良いものではありません。
日々の研鑽と弛まぬ努力で身につけていくものだと考えています。一回一回の練習を無駄にすることなく、励んでいきたいと思います。

また、クルーとスキッパーの関係の理想は、スキッパーはひたすらボートスピードに集中してクルーがコースを引くことです。
その為に、僕はスキッパーがボートスピードに集中できるように努めていこうと思います。

ヨットとは別の僕の話をさせていただくと、自分の守るべき信念として
「克己尽己」
を掲げています。造語ではありますが、小学校の頃に教えられた言葉で自分を戒めるためにピッタリな言葉です。
「己に克って己を尽くす」
自分に妥協せず努力し続け、他人の為に尽力する。今年度のスローガン「努力に勝る才能は無い」に近い言葉です。
僕はとても弱い人間で、妥協を繰り返してきました。この一年こそ「克己尽己」し、九大ヨット部が蒲郡で総合優勝できるよう自分を出し切りたいと思います。

この言葉を僕の信念として、この同期後輩と蒲郡インカレに向けて頑張って参ります。今後ともご声援の程、よろしくお願い致します。

それでは失礼致します。