引退ブログ 小田野々花

お世話になっております。4年の小田です。

 

全日本インカレの最後のあいさつで言い残したことを書きます。

テーマは「丁寧に」です。

 

 

 私は引退のあいさつで、「日本一という高い目標を目指しているものの、細かくて基本的なことを注意されたり、そういったミスに足をすくわれるような1年だった。だから後輩には練習の取り組み方ひとつ、ミーティングの仕方ひとつとっても、丁寧にしてほしい」ということを言いました。

 

 うまい言葉が見つからないのですが、(あいさつバースダッシュ声出し時間厳守報連相はもちろん)くつをそろえる、ゴミはゴミ箱に捨てる、船を横付付けする時はそっと横付けする、係留ロープは離岸してすぐにまとめる、備品には名前を書いてなくさないようにする、ラックの荷物はまとめる、オーニングがはがれていたら閉め直す、レスキュー艇は丁寧に運転する、レスキュー艇のボックスの蓋は閉める、選手から預かった防寒着はきちんと返す、といった基本的な小さい(?)ことができているかに、部活のチームの強さを感じるようになりました。細かいとこまで丁寧にするとすごく強いチームに思えてくる・というか私はそういうチームは本当に強いと思っているからぜひやってみてね!ということが後輩に伝えたかったことでした。

 

 細かいとこまで丁寧に、と言いながら私はといえば、中国の大会に出発する日にパスポートを忘れたり、携帯を携帯しなかったり、携帯を海に落としたり、ハーバー事務所でゴミ袋を買うようおつかいを頼まれて、なぜか預かったお金以上のお金を持ち帰ってきたり、大会の日に曳航用ロープをプロペラにからめたりと、これ以外にも書ききれないほどたくさんありますが、小さなミスから大失敗まで様々な失敗をしてきました。丁寧さとはかけ離れ、頑張るけど空回りという言葉がぴったりくる部員であったような気がします。自戒・後悔の念も込めて、引退の時は「丁寧に」を連呼していました。

 

  

自分の突拍子も無い行動で周りを困らせてしまうことも多々ありましたが、周りの先輩、同期、後輩はそんな私を見捨てることなく真摯に対応してくれました。感謝しても感謝してもしつくせません。

 

 

 行動力はあるけれどもアラが目立つ自分がここまでできたのは本当に周りの方々の支えがあったおかげです。自分の失敗をカバーしてくださったり、部運営や海上運営、練習の取り組み方、食事、トレーニング、マークの作り方やレスキュー艇の使い方、洗い方などを教えてくれたり、作業を手伝ってくださったり、質問に答えてくださったり、自分のいたらない点を指摘してくださった多くの方々のおかげです。今まで本当に本当に、お世話になりました。

 

 

 

それでは失礼いたします。