引退ブログ 西山彰

平素よりお世話になっております。

4年元レース技術部長・スナイプクルーリーダーの西山彰です。

 

はじめに、4年間の部活動に理解をしてくれた家族、学校関係者の皆様、帆友会の先輩方、部長、会長、監督、髙崎コーチ、岡村さんをはじめとする学連の皆様、小戸ヨットハーバーでの活動を見守ってくださった職員の皆様やプレみやざき様、シップチャンドラー野見山様、ヨット部を通じて知り合った方々、そして、後輩、同期。

この4年間本当に多くの方々に支えられ、引退することができることに感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。

 

私の九州大学ヨット部における4年間を振り返り、多くの挫折や喜び、たくさんのことがありましたが思うことは、「志をもつこと」と「感謝」でした。

 

少し私の4年間を書かせてください。

1年生の時、近藤先輩、八並先輩、岩井先輩に囲まれ九州大学ヨット部の熱すぎる勧誘を受け、真剣に取り組む先輩方のようになりたいと思い入部しました。はじめてのインカレの時も、ヨットのことは何もわからず、ただひたすらにチームのためになれることを探していました。いつか、自分が4年生になったとき、必ず九大を表彰台に立たせようとこの時、誓いました。

 

そして2年生。まず、私の挫折です。私は2年生の4月~9月末まで、ヨット部の活動ができない状態になりました。家庭の事情と金銭的な理由からです。当時一緒に乗っていた高橋先輩に泣きながら謝り、ハーバーを去りました。その時、主将であった高山前主将から「何年かかってもいいから、戻ってこい。待っている。」といわれ、夏休みの間も必死に働き続け、なんとかヨット部にもどることができました。

 

3年生の時も、選手としての活動は困難で、私はマネージャーとして活動していました。ですが、1年生の時に抱いていた目標が、選手として戻りたい気持ちを生み、マネージャーとしてチームを支えることと、どちらを選べばよいかわからなくなってしまいました。その時、髙﨑コーチに「4年生になったとき自分が本当になりたい姿は何か、本当に欲しいものを勝ち取るために何をすべきか覚悟をもって決めろ。」と言われました。その時から、私の志は定まりはじめ、選手としての活動を始めました。

 

4年生になってからも、船の整備やできる準備を限りなく尽くし、新しく代が始まってから次に目指すべき目標は何か、4年生の同期と一緒に目指したいチームのあり方は何かを考えていきました。しかし、最後、インカレ最終日自分が手にしたかったものは手に入らず、表彰台の横で京都大学が優勝旗を手にしている光景を見ていました。

 

悔しいなんて気持ちで収まらないほど、今までの活動への後悔に襲われました。

自分が1年生の時に志を決め、それに向かい邁進していればとか、もっと良い時間の使い方があったのかとかを考えてしまいます。4年生の時に自分の努力に見合う結果を最後に得なければ、何を言っても後悔の残る形となってしまいます。

 

「志をもつこと」

 

誰よりも早くなぜ優勝したいのか、自分が目指したい姿はなにかをしっかり言葉、文字にしてイメージし頑張ってほしいです。後輩が来年の目標を勝ち取れることを祈っています。

 

そして、「感謝」。

 

これまでのヨット部の活動を通じて本当に成長させていただきました。

 

志の定まらない自分を導き、見守ってくださった先輩方や、共に支え合った同期、ついてきてくれた後輩、応援してくださる学校の皆様、そして指導してくださる名方部長や岡部会長、平畑監督、毎回のレースに参加してくださった髙﨑コーチ、九州大学のレースや活動を気にかけてくださった宮崎様や野見山様、コーチングにきてくださったセーリング関係の皆様、ヨット部の安全を見守っていただいたハーバーの関係者の方、そしてこれまでヨット部の活動を支援していただいたご家族の方のおかげです。

 

私に多くのことを経験させてくれた九州大学ヨット部には感謝の思いしかありません。

ありがとうございました。これからは、九州大学ヨット部で学んだことを活かし、これからの人生をしっかり走れる人間になれるよう頑張っていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

4年間お世話になりました。

 

西山 彰