日常の幸せ

「日常の幸せ」

 

こんにちは!

 

2年選手の山下です。

 

緊急事態宣言が出されてから、普段通りの生活ができず、もどかしい思いをされている人も多いと思います。僕もその中の一人です。先日、ようやく福岡で緊急事態宣言が解除され次第に普段通りの生活ができるのではないかと明るい兆しが見えてきて、日常が待ち遠しいです。

 

自粛期間で身の回りのいろいろなことが変わったと思います。例えば、練習ができなくなって大好きな仲間たちと会う機会が奪われたり、どうしても外に出ないといけない用事があって外に出てみるとみんなマスクをしていて周りの人をどこか懐疑的な目で見ているのを見かけたり、部活や学校がなくなって自分で何に使うか判断しないといけない時間が急に増えたりしたと思います。日常だと思っていたことがほとんどすべて変わってしまい、自分はそれらに慣れるまで本当に大変でした。

 

 

みなさんはどのように考え、どのように自粛期間の時間を使ったでしょうか。

 

 

この環境の変化についていけなくて悩んでいましたか、もしくは、自分を向上させるために計画を立て有意義に時間を使えましたか、もしくはあまり気負うことなく自由気ままに過ごしましたか。

 

本当に人それぞれだと思います。僕はこの変化を通じていろんなことを考えて、落ち込むこともあり、それじゃだめだと自分を無理に奮い立たせることが多くて葛藤してたように感じています(まだ自粛生活が終わってはいませんが...)。この二か月を振り返ると、もっとうまい時間の使い方があったように思いますが、これが精一杯なんだなとも気づかされました。

 

そんな中であまりうまくいかなかった自粛生活の中で幸せだったことが二つあります。

 

一つ目は、京都に単身赴任だった父が自宅内勤になり、こっちに帰ってきて家族みんなで過ごすことができるようになったことです(仕事場として自分の部屋が奪われたのは仕方ないことではありながら、とても残念でした...笑)。

 

僕の日常はたたき起こされることから始まります。起こされて目をこすりながら、父と入れ替わってリビングへ行き、朝食を食べてからオンラインで授業を受けます。休憩時間になると何も言われずとも頼まずとも、お互いにコーヒーや緑茶を淹れて届けに行き、何気ない会話をして、夜になるとみんなで食卓を囲む。

 

父と母の小競り合いを兄弟で眺めながら大笑いしたり、反抗期や浪人生活で迷惑をかけた分を取り戻そうと少年に戻った気持ちでめったにすることのない肩たたきをしたり、二十歳になったので父と晩酌をしてみたりして、本当に充実した生活をしています。このようなことがなければ、父が年を取り自宅介護が必要になるときまで一緒に暮らすことはなかったんじゃないかと思い、何気ない日々を大切にしています。

 

 

二つ目は読書をすることです。

 

普段だったら忙しくて、落ち着いて読書する時間も限られているので、時間を忘れて本の世界に入り込めるいい機会だと思って、たまに本屋さん行っては面白そうな本を衝動買いしては読んでというのをずっと繰り返しています。

 

本屋に行くと、とりあえず映画にもなったダ・ヴィンチ・コードでおなじみのダンブラウンの本や歴史小説家の司馬遼太郎の本をかごに入れています笑。最近は自分の専攻の経済学の勉強もしようと思い立って授業で紹介された分厚くて難しそうな参考書(普段は絶対買いません笑)を注文したり、本屋さんで売れている本、ベスト5に入っているものをなんとなく手に取ったりしてるので、どんどん費用がかさんでいます笑。

 

費用がかさむことを全く気にせず、読めば読むほど自分の力になるんだとうきうきした気分で気持ちよく会計を済まして、家のソファーに直行して読み漁るというのがいつもパターンです笑。

 

 

自分はこの二つの幸せな日常に支えられてなんとか生きています笑。いつまでもこの日常が続くと思ってはいませんが少しでもこの幸せな日常が残ることを期待しています。

 

 

追伸、バイト終わりに久々に行きつけのご飯屋さんに行ってきました。久々に楽しく店長さんたちと話せて最高に幸せでした。ささやかな日常が早く戻ることを心待ちにしています。

 

失礼いたします。