90のパワー

こんにちは!

3年の山之内美彩です。

 

ここ2ヶ月で世間では様々な変化がありました。2ヶ月ぶりに福岡に戻ってきた私は久々のバイトや一人暮らしに浦島太郎状態です。

 

さて、題名の90とは何のことでしょうか。

90%、90日、90人、、、様々な単位がつくと思いますが、正解は年齢です。今日は先日90歳の誕生日を迎えた私の祖父の話をしたいと思います。

 

祖父には私を含めて8人の孫がいます。私は下から2番目、末っ子組で育ってきました。同じ県出身の人にもあまり知られていないような山奥の山間部に住み、農業を営む祖父は私も全種類言い切れないほど多くの野菜や果物、稲を育てています。特に小さいころ、私たちが大喜びしたのは名前付きのメロンです。まだ実が小さいうちに線を引いたり傷をつけると網目が文字のように浮き出てくるらしく、しっかり「美彩」と名前の浮き出たメロンの写真が今でも残っています。名前付きメロンは何歳までと決められていたはずですが、末っ子組の特権としてしばらくの間延長されていた気がします。

 

しかし!昨年、いとこに子どもが生まれひいおじいちゃんとなった祖父は今ではひ孫にメロメロです。この前テレビ電話をしたときも「なんっとかわいくなっとるよ〜」と写真を見せてくれました。世間一般には若者として見られ、長年にわたって末っ子組だった私もさすがに1歳の子にはかないません。かわいすぎます。その子の一挙一動に周りの大人たちは満面の笑み。90歳の誕生日を迎えた祖父も、「まぁ、小学校に上がるくらいまでは生きてもいいかなと思いよる」とのことでした。

 

ひ孫の誕生によってさらに活力の出てきた祖父ですが、一般に考えられる90歳とはイメージが違いすぎて90歳の概念を壊されそうです。というのも、現役で農業を営むだけでなく、趣味は山登り、良さそうな一眼レフのカメラでお花の写真をとったり、なんとスマホもLINEも

使えるのです!(ちなみにスマホ・LINEデビューは私の両親よりも早かったです)

「こっちから打ちはせんけど、送ってくれたら見れるけん、なんか写真でも送っとってくれや」と言う祖父ですがたまに返信が返ってきます。最近の若者はたしかに電子機器に強いと思いますが、最近のひいおじいちゃんもなかなかにすごいと思います。

 

おそらくこの2ヶ月間での総運動量は私は祖父に完敗です。それに数年前、祖父が入院したときに「初めて自分が歳とったなと思った」とのことだったので、気持ちも体力も、祖父に対抗して若さを存分に活かしていかないとなと思います!

 

写真は今年のお田植えの様子です。右の方で祖父が田植え機を操作しています。こんな山間部に起源を持つ私が海のスポーツに関わることになるなんてそれはみんな驚きだったと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。失礼致します。