匂いと記憶

 

こんにちは。

4年470スキッパーの市川です。

 

最近は、雨の日が少なくなり、外でも構わずランニングができるので、とても嬉しいです。

早く梅雨があけてほしい気持ちもありますが、私は暑いのはあまり得意ではないので、夏が来るのもあまり歓迎できません笑

 

さて、今日は「匂い」についてお話したいと思います。

みなさん、匂いと言われてどんな匂いを思い浮かべるでしょうか。

花の匂い、雨の匂い、香水の匂い、、、などなどたくさんあると思います。

 

匂いを嗅いで、昔の出来事を思い出すことはありませんか。

匂いを嗅ぐことで、その時の記憶や感情が蘇ることを「プルースト効果」と呼びます(さっき、調べました笑)。

プルーストとはフランスの作家のマルセル・プルーストのことで、その半生をかけて執筆した大作「失われた時を求めて」の中で語り手が口にしたマドレーヌの味をきっかけに幼少期の家族の思い出が蘇る事から、匂いによって記憶などが蘇る事を「プルースト効果」と呼ぶようになったようです。

 

私も、芝生の匂いやエアーサロンパスの匂いを嗅ぐと陸上のレース前を思い出して(中高陸上部でした)、緊張してしまいます。

ほかにも、金木犀の香りがすると、小学校の帰り道に友だちと、金木犀の花をつんで、香袋を作った楽しい思い出が蘇ってきます。

 

嗅覚は五感の中で唯一、本能的な行動や喜怒哀楽などの感情を司る大脳辺縁系に直接つながっているので、より感情や行動と関連づけしやすいためと言われているようです。

 

私たちが普段何も考えずに嗅いでいる匂いですが、記憶や情動と密接な関係があったのですね。

将来、海の匂いでヨットやヨット部のことを思い出す日が来ると思います。

それまでのヨット部生活を悔いなく過ごして、充実した日々だったな、楽しかったな、と思えるよう、今を全力で駆け抜けたいと思います!

 

写真は、匂いとは関係ないですが、実家に帰った時に綺麗に撮れた一枚です。