2月23日 練習報告

こんにちは。

新2年470クルーの王です。

 

本日の練習報告をいたします。

本日は、まず、オンラインで座学を行い、背筋を鍛えるトレーニングを行いました。そのあと、スピスマテスト第2回目を行いました。最後に、クラス別ミーティングを行いました。午後は岡部会長にルール講習会を開いていただき、部員の質問にご回答いただきました。本当にいい勉強になりました。誠にありがとうございました。

 

今日は、九大ヨット部に関する「エントロピー」について書きたいと思います。

先日は、最後のレポート課題であり基幹物理学の最終課題を提出して、いよいよ九大入学してから初めての春休みになりました。その課題の最後の問題は、自分が興味のあるマクロな系やサイクルを選びエントロピーやエネルギーの視点から論議するという問題です。課題に取り組んでいるときに、九大ヨット部内のエントロピーとエネルギーの関係について考えました。

エントロピーとは、熱力学および統計力学において定義される示量性の状態量です。統計力学において微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされました。また、エントロピーについての超有名な不朽と言えるほど定理は、エントロピー増大の法則です。エントロピーは系の「乱雑さ」という定義から、エントロピー増大の法則を大雑把にいうと、秩序だった状態をそのまま放置すると、時間の経過とともに乱雑な状態、均一に混ざるような状態に落ち着くというものです。

この法則は、日常的な場面でも現れます。整理整頓しておいた机の上は、1週間もすればグチャグチャになります。煎れ立てのコーヒーはやがて冷たくなります。熱烈な恋愛もやがて冷めます。これはすべて「エントロピー増大の法則」の「秩序があるものは、その秩序が崩壊される方向にしか動かない」に基づいています。

エネルギーを使ってエントロピーを減少する工夫をしないとエントロピーは増大する一方です。

例えば、個人の練習において、オフ期間が明け、冬練習で学んだ動作をちゃんと毎日エネルギーを使って、復習しないと、動作を忘れたり、雑になったりしてしまします。(僕がよく実感しています)フィジカルの面では、一週間中に一定の量のランニングと筋トレをしないと縞模様の横紋が見られる横紋筋が細くなったり萎縮したりして筋力が落ちてしまいます。

また、部活の組織である面からエントロピーを考えると、一人一人ヨット部に対する情熱がないと、マネージャーたちが毎日練習やミーティングをアレンジ、マネジメントしなければ個々人がどんどん身勝手な行動を取り始めるかもしれません。それで、部としての戦力が落ちてしまい、日本一という目標から離れてしまいます。

日本一の目標を実現するのは難しいです。なぜかというと、それは自然の法則であるからです。しかし、その中で、九大ヨット部は七大戦で連続9連覇しています。これは法則の例外でしょうか? いいえ、違います。九大ヨット部は部員一人一人の努力と熱情で「エントロピー増大の法則」と必死で闘っているのです。練習時間を稼ぐために早起きしたり、より効率的な練習方法を見つけるために先輩たちは毎日いっぱいミーティングしたり、OBさんとヨット部の未来の発展の方向を討論したりしています。マネージャーたちは就活という忙しいところも積極的にオンライン部活をアレンジしたり応援したりしています。

選手たちも、ヨットに乗れず歯がゆい日々でオンライントレとランニング、座学、思考ノートを頑張っています。

九大ヨット部のみんなは一人一人自分の情熱とエネルギーでエントロピー増大の法則と戦っています。万物を操る自然の法則と熱い戦って、本当に偉いと思いました。

 

文章が上手くまとまらず、長くなってしまいました。

稚拙な文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。失礼いたします。