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七月のレースシーズンの締めくくり

九州大学ヨット部主将の山下です。

今日のテーマは『七月のレースシーズンの締めくくり』です。

 

今週の日曜日から東北大学主幹で閖上ヨットハーバーにて七大戦が開催されます。悲願の十連覇がかかっているため、重圧を感じながらも楽しんでレースをしてこようと思っています。

 

七月の怒涛のレースシーズンも今回でようやく終わりを迎えています。このレースシーズン前にレースに対する準備について書いていましたが、準備のおかげもあってかだいぶいいコンディションで進んできているのかと思います。レース期間中でもトレーニングを継続していくことで体の調子も徐々に上がってきていますが、ネックなのが、疲労が少しずつたまってきていることです。

 

個人戦予選は苦戦しながらも全国への切符を手にし、先週、九州470ではナショナルチームの方たちとレースをして、一日目のほうは学生に対してはいいレースができていたのですが、二日目はどんどん崩してしまって結果として九州では学生二位に落ちてしまいました。それでも、ナショナルチームの方たちに積極的に質問に行き、470チームにとってはいい刺激になったのかなと思います。スナイプチームに関しても日曜日の風待ちの時に社会人セーラーの方たちに下級生たちが積極的に質問をしにいっていて、いい雰囲気になっているのではないかと思っています。

 

個人戦予選、九州470、九州スナイプを終えて、各々がいろんな想いを抱えているのではないかと思います。特に今回の結果で悔しい思いをした人は、絶対に次のレースでリベンジしてほしいと思っています。成績がよかった人もレースの内容には必ず改善点があるはずなどで練習での課題となる部分を自分たちで正確に分析してほしいです。そして、リベンジのチャンスとして夏練習では公式のレースと同じような位置づけで練習レースを行おうと考えているのでそれに向かって練習やトレーニングをしていってほしいです。一年生は夏の練習から乗れるように段取りをしていこうと思うので、陸練習やトレーニングにより励んでもらいたいです。

 

これからのレースとしては、全日本470(佐賀、8月17~21日)、全日本スナイプ(小戸、8月24日~28日)、全日本個人戦(愛知、9月1日~4日)、九州インカレ団体戦(鹿児島、9月23日~25日)、全日本インカレ団体戦(京都、11月2日~6日)となっています。一年生は来年の三月ごろにある新人戦がデビュー戦になることと思います。

 

これらのレースに向かってどのように自分が選手として成長できるのか、自分にできるサポートとは何なのか、計画を立ててみてください。

 

最後の全日本インカレ団体戦の勝利に貢献する方法はいろんな形があると思いますが、一番は自分が部内の中で誰よりも優れているところを作ることです。それがほかの人にとっていい刺激となり、チームの結びつきを強固に、そして強くすることに確実につながってくると思っています。選手は一番面倒くさい、しんどいと思うようなことを積極的に行い、技術に貪欲に、なによりも勝ちにこだわるのが一番の近道です。

 

最後はチームレース、普段のトレーニングと練習の質、選手の質、マネジャーのサポートの組み合わせが結果としてそこに表れると思います。今週の七大戦は久々のチームレース。今までの個人戦から一旦、切り替えて全体で勝ちをつかみとれるように一人一人が置かれた場所で最大限の努力をしましょう。勝ちに行きましょう。

 

写真は三月の鹿屋合宿での一枚です。

こんなド強風が吹いてほしいものです。