クルーワーク

 

おはようございます。

スナイプクルーの笹川です。

 

 暑かった夏もあれよあれよと言う前に過ぎ去り、少し早く日が沈むようになって、どこからか金木犀や銀杏の匂いがふわりと香る季節となりました。

 

 冒頭でも述べましたが、僕はスナイプクルーなるものを嗜んでおります。

 嗜みつつ3年がたちましたが、最近ようやくクルーというものの難しさを認識しています。

 

 クルーワークは難しいです。

 

 クルーワークとは、スキッパーをうまくサポートすること、海を観察し目標までの最短最速の経路で、何もかもを予測しつつ船を導くことのように思います。

 

 実際に船を動かすのはメインセールと舵を握るスキッパーです。

 咄嗟の判断で回していけることはほとんどなく、可能性を予測し伝えておくことが難しいです。

 

 入部当初より憧れてきたスーパークルーやクルー職人、走るクルーと呼ばれるほどになりたいと常々思うところです。

 

 と、クルーの地位向上を目指しつつ書いてみたものの、勿論ヨットそのものが僕にとってはとても難しく、難しくない立場なんてないだろうとは確信してます。

 

 今月末の全日本インカレの団体戦というものも難しいです。チームとしても個人としても成績を上げないといけないので、日々の練習ではチームメイトに負けても勝っても、、、

 勝つことは楽しいことではありますが。

 

 

 難しいことばかりです。大変です。

 

 

 さて、幾分前の話になります。

 8月の九州インカレ団体戦の2日目、上手くいったこともあったのですが、なかなか順位を上げれなかったことがありました。

 

 やることが多くて大変、風が難しい、コミュニケーションが難しい、などと先程書いたようなことを僕はぐだぐだと考えてながら反省をノートに書いてました。

 

 そうして何か明日に活かせるヒントでもないかと、この代の最初に作ったノートの1ページ目を開いたとき、自分で書いた言葉が目に入ってきました。

 

 

「超戦するのだから、大変なのは当たり前」

 

 

 そのページには声を出そうだとか物を大切にだとか色々と書いてあったのですが一番小さく書かれた、この言葉がストンと腑に落ちたのです。

 ブログで書くとしてもなんとも恥ずかしい話です。

 

 僕はなんと文句の多い人間なのだろうと思いました。

 憧れてきた先輩方、スーパークルーを超えようとしているのだから文句を言ってる暇はないと思いました。

 自分が自分でレギュラーになることと、チームが日本一になること、それをしなければならなかったんだと思い出しました。

 

 大変なのは当たり前、難しいといっても思考停止することはできません。

 

 

 次回は引退ブログで、最後となります。

 そのブログにどんなことを書くのかは、まだ考えれてないですが、メダルを3つ獲得した九大ヨット部の姿はイメージできているつもりです。

  今月末には、メダルをもらいに西宮へ行きましょう!