サポーター

こんにちは!

4年の位田です。

 

日が沈むのも早くなり、朝晩も少し寒さを増してきて、気候がだんだんと秋色に染まってきました。

昔誰か先輩が少し肌寒くなって、日没が早まるのを感じると引退が近いなあと感じると言っていました。いわゆるエモいってやつですね笑

僕はそのエモさを感じていないので、きっとまだまだ不完全燃焼なのでしょう。

 

さて、ブログのテーマとしてタイムリーなのはやはり九州インカレの話ですよね。

残念ながら、レース後1番目のブログを入江に取られてしまったので、僕は二番煎じということになります笑

レースを終えて、自分の思っていることを話すのは入江とかぶるので、それはまたの機会にしようと思います。

 

今回はサポートについて少し話そうかなと思います。

 

今回僕は団体戦にレギュラーとして臨みましたが、このことは初めてで、今までの3年間は全てサポートとして動いていました。

1年生は何もかもが初めてのことで、とにかく先輩に指示されたことを素早くこなすことしか考えていなかったです。その中で、前を走ってきて、紫のビブスを着ながら誇らしげに帰着してきた先輩にただただ憧憬していました。

2年生はヨットを少し知っている分、サポートとしても1年生の時よりかは要領良く動けましたし、視野も広かったと思います。やはり前を走る先輩の姿はかっこよく、自分もあのようになりたいと羨望の目で見ていました。

3年生もレギュラーになることはなく、サポートに回りました。九州団戦はサポートではなく、海上運営でしたが。3年になると、同期からもレギュラーになる人が出てきて、同じ期間ヨットをしていて、自分と何が違ったんだろうと悩むことは多かったです。同期が前を走るほど、あいつやっぱすげえなと嬉しくなる半分、自分がその場に立てなかった悔しさが増していきました。そんな複雑な気持ちに折り合いをつけることができず、もやもやしていました。

 

そんな感じで、3年間のサポーターを振り返ってみましたが、どれもサポートを一生懸命完璧にこなすことはできていなかったと思います。1年生は単に知識がないだけでしたが、3年生は気持ちとしてついていけてないところはありました。

それは悔しさもありましたが、サポートをすることで選手にどれほどの効果があるかがあまり実感として湧いていなかったからです。もちろん感謝の言葉はもらって、サポート側としても励みにはなるのですが、成績としては出ないので、手応えはあまりありませんでした。

 

しかし、4年生で初めて団体戦にレギュラーとして出て、その考えが覆されました。

団体戦は普通のレースと違って何か独特な雰囲気がありました。

いつもとは違う雰囲気の中で、周りの人から頑張ってと声援を受けたり、出艇前に水が欲しいと言ったら用意してくれたり、支援艇でも要望に応えてもらったり、あまりよくないレースがあっても元気に励ましてくれたり、帰着してどんな成績でもお疲れ様ですと声をかけてもらったり、、、挙げればキリがないですが、本当にこういう小さな当たり前のようなことがものすごく選手にとって大切だと感じました。

今更そんなこと言うなよと言われそうですが、やはり、頭でわかってるのと実感するのは違います。

言葉だけだとこの実感が伝わりづらいのがなかなかもどかしいです。

 

よく九大はサポートがあるから毎年上位に入り続けられていると言われますが、その言葉の本当の意味がとてもよく分かりました。

きっとサポートを本気で頑張れる人は実際に自分がレギュラーになった時も団体戦という特有なレースでもしっかり前を走れるし、この先の人生でも何かと成功するのかなと思いました。

 

サポートをはじめ、周りの支えてくださっている方々全てに感謝して、その方々の期待に応えられるよう残り1ヶ月を過ごしたいと思います。

 

写真は団戦で1位フィニッシュした瞬間の写真です。この1位は前レースがよくない中、周りから励まされ、信じてくれた結果でした。僕がとったわけではなく、周りがとらせてくれた1位なのかなと、自分の中では特別なレースとなりました。

 

それでは失礼いたします。