"memento mori"

こんにちは!副将の引地勘太です。

 

先月の代交代後の新幹部挨拶ブログで副将としての抱負を述べさせていただきましたが、その後に新たにSnipeリーダーを務めさせて頂くこととなりました。この場を借りてご挨拶をしたいと思います。僕自身、急なことで難しいと感じる部分が多々ありますが、人数が少ない中でも競争心あふれるチームにしていきたいと思います。先輩方やチームのみんなには迷惑をかけることがあると思いますが今年1年間よろしくお願いいたします。

 

 

memento mori

 

皆さんはこの言葉を知っていますか?

今日のブログは僕にとって初めての幹部ブログなので、僕から紹介したい言葉について書こうと思います。これは僕の座右の銘みたいな言葉です。

 

memento mori

これはヨーロッパに古くから伝わるラテン語のことわざのような言葉でローマ字読みのまま、メメント・モリと読みます。mementoがメモリー、心にとどめるといった意味でmoriが死ぬといった意味です。つまり直訳するとmemento moriで必ず死ぬことを忘れるなという意味合いになります。死生観にも関連した言葉でmemento moriの精神で描かれた古代ヨーロッパの絵画もたくさんあり、頭蓋骨や骨といった死を象徴するものをモチーフとしたものになっています。他にもmemento moriに近い概念として、静物画の一つにヴァニタスという分野があります。ヴァニタスというのはラテン語で虚しさという意味みたいです。それには虚しさを象徴する意味で頭蓋骨や花びらが散った花、腐った果物などが描かれているそうです。

ここまで何だかはかなく、暗いことしか書いていませんが僕が伝えたいのはここからです。memento moriやヴァニタスが生まれた背景の一つとして人間は自分がいつか死ぬことを忘れたり意識できていなかったりするのが挙げられます。つまりいつかは死ぬということを自覚して今を生きろということになります。いつ死ぬかは分かりませんが、もしかしたら80年くらい先かもしれないし、もしかしたら明日かもしれない。この1分1秒も無駄にはできないと思います。いい意味でも悪い意味でも全日本インカレというヨット部としての終わりの日は決まっていてこの瞬間もその時に向かって進んでいます。

今日は僕の大切にしている言葉について書きました。改めて見返したら少し重い内容だったかもしれませんが、ヨット部としての過ごし方だけでなく、人生について考えるきっかけになればうれしいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

“memento mori”

 

失礼します。