社会に通じるもの

こんにちは。4年マネージャーの上妻です。

いよいよ、今週末から新1年生たちが部活に来ます。新しい風が入り、どのようなチームになっていくのかとてもワクワクしていますが、私自身とても身長が低く、どう見ても4年生に見えないので、どうしたら4年の風格をまとえるのか試行錯誤しております。

 

先日、部活のスポンサーの関係で、就活イベントに参加しました。私自身は大学院に進学する予定なので、まだ就活をする予定はありませんが、今回の就活イベントの内容で部活に通じるものがあったので、少しブログに書かせていただこうと思います。

 

気になったお話は2つあります。

1つ目は、就活における採用側の見方についてです。就活のコツの1つは、その日の参加者の中で自分が「第一想起」になることだそうです。(他にも2つほどあったのですが、忘れてしまいました…)。「第一想起」とは何ぞやって感じですが、簡単に言えば「~といえば、Aだよね。」のAに当たる部分です。つまり、たくさんいる受験者の中で、今日この子が良かったね、とあとで話に上がってくる人になるということです。これをヨット部に重ねて考えると、「九大といえばヨット部」「学生ヨットといえば九大」になることでしょうか。それほどの存在感になんてなれる訳ない、と思う現役も多いかもしれませんが、そんなことないと思います。実際に私が居酒屋でバイトをしていて、ヨット部に入っているという話をすると、九大ヨット部って有名だよねといってくださるお客さんにもちょくちょく出会います。もちろん勝ち上がっていくことも必要ですが、チームが持つ勢いや広報力によっていくらでも「第一想起」になる可能性はあるのではないでしょうか。「第一想起」になることがファンを増やし、様々な支援につながり、ヨット部の強化に必ず影響するでしょう。

 

2つ目は、今回の企業は離職率が低いというお話です。まず、就活生が会社を選んだ理由として「社員がキラキラしていた、その会社の商品が好きだから」という人が多いけれど、それは、入社の理由にはなるが辞めない理由にはならないと仰っていました。2023年の転職理由の上位3つは「給与が低い・昇給が見込めない」「社内の雰囲気が悪い」「人間関係」だそうです。

これを聞いて、ヨット部もまるで一緒だと強く感じました。

ヨット部においても、新歓での先輩たちがキラキラしていた、ヨットが楽しかった、そう言ってくれる新入生はたくさんいます。なんなら、私もそうだったと思います。大学の部活は仕事とは違って、必ず4年間という区切りの中にあるものですが、それでも、部活に入る動機には入社する動機と通じるものがあり、さらにそれは部活をやめない理由にはならないのだと改めて認識しました。

半年前、先輩が引退して最上級生となり、部員が続けたい、頑張りたいと思う部活にするために何が必要なのかたくさん話し合いました。そのうえで幹部として守っていく約束事やチーム全員で持つ目標を定めたつもりです。

前述した転職理由上位3つを部活に重ねると、「部費が高い・成長できない」「部の雰囲気が悪い」「人間関係」になるでしょうか。思い出してみると、この4点についても、部活を辞めていく人がぶち当たり、葛藤する問題だという話を幹部で話した覚えがあります。案外、いい線の話し合いをしていたのだと少し安心しました(笑)。しかし、安心している場合ではなく、この問題からは目を背けず、考え続けることが必要だと改めて思いました。なぜヨット部の部員はやめないのか、と周りに聞かれるくらいの部活になっていけたらなと思います。

 

なぜかとっても長くなってしまいましたので、ここら辺にしておこうと思います。見聞きするものをすべて部活に繋げてしまうのは悪い癖ですが、今後も経験のすべてを注ぎ込んで、頑張ってまいります。失礼いたします。