スナイプクルー

こんにちは!副将、スナイプクルーの引地勘太です。

 

先々週末から1年生が入ってきてかなりの大所帯での活動になりました。何よりも挨拶や返事の声が大きい1年生のみんなにはイキイキしたエネルギーをもらっています!どんどん盛り上げていってほしいですね。

 

昨日、1年生のクラス分けがあって次はスキッパーかクルーかを決めてもらいます。ちょうどタイムリーだと思うので今回はスナイプクルーに関して書こうかなと思います。

クルーの数だけクルーの理想、考えがあると思います。今回書いてあることはあくまでも僕の考えであってそれがすべてではないとうことだけ忘れずに見てもらえたらなと思います。

 

まず、スナイプのスキッパーとクルーについて。僕の考える大まかな役割としてスキッパーはとにかく船のスピードを出すこと、クルーはスピードを出すのを手伝って、次のマークまでの道案内をすること。めっちゃ簡単に車に例えるとスキッパーが運転手。クルーが助手席に座る人かなと思ってます。

スナイプのスキッパーは主にメインシートとエクステンションを持っていますね。クルーはというと、手元に配置されたコントロールロープをいじって、ボートバランスをとって、周りを見てコースを考えます。

つまり、メインシートはアクセル、場合によってはブレーキにもなりえます。エクステンションはハンドルですね。ではクルーのコントロールロープ、ボートバランスは車でいうと何に例えられるでしょうか。僕はウインカーやワイパーといったところに値するのかなと思っています。周りをみて道案内はサイドミラーとかを見つつ、ナビの役割をする感じですね。

我ながら分かりやすいなと思っているのですが、(笑)みなさんどうでしょうか。

 

ぶっちゃけアクセルとブレーキとハンドルがあれば車は進んで止まる、曲がる言った最低限の動きはできます。ウインカーやワイパー、ナビは快適な運転をするためには必要ですが、必ずしも必要とは限らないものです。

つまりここから何が言いたいかというとスナイプに関しては運転手、すなわちスキッパーだけでも船は最低限は走ると思っています。特にうまいスキッパーならなおさらですね。4年間スナイプクルーをやっている人間が何を言っているんだといった声が聞こえてきますが、これが4年目で行き着いた僕なりの答えです。じゃあ、なくてもいいポジションをなぜ4年間もやっているか?

 

それは助手席のクルーがいない場合、運転はできるが快適な運転ができないところがミソです。ここでいう快適な運転はヨットでいう「速い」こと。簡単に速く走らせるために必要な存在がクルーです。ただの乗せられている乗組員ではなく、必要な要員としての乗組員です。

 

自分が車を運転していて雨降ってきたなワイパー付けようかな?の前にワイパーが作動していたり、どこで曲がるんだっけ?とナビを見る前に次の信号を左と教えてくれたり、左に曲がろうとして歩道を確認する前に人が来ていると教えてくれていたり。

想像したらまあ楽に運転できると思いますね。

 

これをするのが僕の理想のクルーです。ヨットで言うとヒールがきつい前にハイクアウト。メイン重くてリーチが閉じないよと思う前にバングでリーチを閉じるとかでしょうか。

 

スキッパーの方が目立つ花形ポジションである一方、クルーは裏方のいぶし銀ポジションですね。

 

470、スナイプそれぞれスキッパーとクルー、合計4つのポジションがありますが、よくスナイプクルーは1番面白くないとか暇だとかきついだけとか言われます。しまいには、帰省した際に行ったHELLY HANSENのヨット経験者の店員さんに「一番奴隷的なポジションですね。4年間もよくできますね笑。」なんて言われたこともあります。

ちなみに昨日の練習後に伊井にもよくできるなと言われました笑。

 

今シーズン、僕自身初めて後輩スキッパーと乗るようになってクルーの必要性が十分に分かって助手席とはいえ、運転手以上の影響をヨット(車)に与えられるなと実感しています。

 

まだまだクルーの魅力、逆に嫌なことも話せるので1年生の皆さんポジション選びに悩んだら聞いてください。

 

最後に言うならば、ハイクアウトができて気合いと根性があれば問題ないです。

スナイプクルーお待ちしております。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

“memento mori”

 

失礼します。